データで知る|貯金いくら? 30代の平均貯蓄額と中央値

こんにちは!
森文子(もりふみこ)です。

データで知るシリーズです!


ここでは、
お金に関する様々なデータをご覧いただき、
知識をつけ現状を理解したうえで、
その先の行動へと繋げていただくことを
目的としております。

今日のテーマ

「貯金いくら? 30代の平均貯蓄額と中央値」


— 今回のデータ —
金融広報中央委員会
「令和3年 家計の金融行動に関する世論調査 [二人以上世帯調査] 」

お住まいの地域や生活スタイルの違いで、
人それぞれ必要な貯蓄額は違います。

統計は参考程度にして、
「自分はどうしたいのか?」
を考えるキッカケになればと思います。


ちなみに、
ここでいう「金融資産」とは、
「将来に備えているお金」のことを指します。

事業資産や土地建物などの現物資産、
日常的な出し入れに備える現預金は除かれます。

生活費として日々利用している
普通預金などの残高は含まれないということです。



平均値と中央値の違いは、
こちらの記事をご覧くださいね。



では、30代の貯蓄状況、
早速いってみましょう!!

30代の貯蓄額! 平均値は986万円、中央値は400万円

出典:金融広報中央委員会「令和3年(2021年)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」


こちらのグラフは、
30代で金融資産を保有している人たちは、
いくらぐらいお金を貯めているのか?
を示したものです。


今回のデータでは、
・30代の貯蓄額の平均値は986万円
・30代の貯蓄額の中央値は400万円
という結果でした。

今の20代に比べると、
中央値は約2倍、平均値は約2.8倍です。

全体的になだらかなグラフです。
誰もがコツコツと貯金している様子がわかります。



今の30代はミレニアル世代ですね。
バブル崩壊後の景気低迷期に育ち、
物心ついた頃にITが身近にあった世代。

貯金に対する考え方も、
先輩世代とは違うかもしれません。


ある程度お金を貯めておかなければ
大変な目にあうことをみんなが理解している。

お金で苦労しないためにはどうしたら良いのか、
自分で調べて実行に移せている。

他人に左右されず、それぞれの価値観のなかで、
平穏や安定を望みコツコツ将来に備えている。

そんなグラフに私には見えます。

30代は、貯金ゼロの人が少ない!

出典:金融広報中央委員会「令和3年(2021年)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」


データによると、30代の22.7%の方が
「金融資産を保有していない」という結果。

30代が4~5人集まれば、
そのうち1人は貯金ゼロということです。


実はこのデータ、
今の40代、50代と比べると低い数値です。

30代、頑張ってます!!
素晴らしいです!!

FP森文子(もりふみこ)からのメッセージ

「ライフワークバランス」という言葉。
この世代あたりから言われだしたでしょうか。

「自分らしく」という考え方も、
人生をクリエイトするために大切なこと。

今回は、30代の平均貯蓄額と中央値、
という他人軸のデータをお伝えしましたが、
今30代の皆さまはどうお感じになられたでしょうか。

30代は満遍ないグラフが特徴的でした。
他人がどうこうに左右されることなく、
これからも「自分がどうありたいのか」を
突き詰めていかれると良いのではと思います。
きっと素敵な人生を送れますよ。

今よりもう少し先のことも考えて、
一度ライフプラン表も作ってみてくださいね。

新しい視点から自分の人生を俯瞰することができますよ!
将来への備えも引き続きコツコツと継続してください。

頑張って!!!



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