食べながら備える防災!やさしいローリングストック入門
こんにちは! 森文子(もりふみこ)です。
「災害用に買った非常食の賞味期限が、気がついたら切れていた・・」
なんて経験、あなたにはありませんか。
防災って、なんだか特別なことだと感じてしまいますよね。
だけれど、普段の暮らしのなかでできるやさしい備え方があるんです。
それが今日のテーマ
「食べながら備える防災」です。
普段の生活にちょっと工夫をプラスするだけ。
ムリなく・ムダなく防災対策できます。
これはもう、やるっきゃない!
「ローリングストック」なら、いつでも新鮮!
普段の買い物で、少しだけ多めに買い置きをして、
それを順番に食べていく方法を「ローリングストック」と言います。
この方法なら、常に一定量の食料をお家に備えておけるので、
災害時もあわてずに済みます。
目安は家族分の3日分以上。
お水やお米さん、それに缶詰、レトルト食品など、
普段食べている食品でOKです。
やり方はとてもカンタン。
まずは必要な分を揃えておいて、あとは「食べたら買い足す」だけ。
特別なことはしなくても、普段の暮らしの延長で防災ができる
それがローリングストックです。
5つのアイテムで、安心の第一歩を!
ストックしておきたい分量は、
「家族の人数×3食×3日分(余裕があれば1週間分)」ですが、
急には無理な話ですね。最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。
まずは5つだけ、おうちに揃っているか確認してみませんか。
1.飲料用のお水(1人1日2リットル)
2.パックご飯
3.缶詰
4.レトルト食品
5.乾麺
ポイントは「好きな味、よく食べるもの」を選ぶこと。
普段の食事で消化していけるものがいいですよ。
災害時は、普段の味が安心に繋がります。
一度に全部そろえようとしなくても大丈夫。
ゆっくりでいいから少しずつ。
まずは1つ、今日買い足すだけでも立派な一歩!
見える場所に、取り出しやすく!
はじめてローリングストックを始める人にありがちな
「つまづきポイント」と、その対策をご紹介します。
備蓄品を買い揃えたところまでは良かったのに、
使う→補充する、がうまくいかない。
そんな人も意外と多いのです。
「やってみたけどうまくいかなかったからもうやめる」
だなんてもったいなすぎます!
つまづきポイントを知って、コツをつかみ、
自分流のローリングストックを確立していきましょう。
【失敗例1】買ったのに、存在忘れて、そのまんま
→ふだん食べるものだけにしぼると、忘れにくい!
せっかく買ったのに、これは切ない・・
存在を忘れてしまうのは、ふだん使わない食材だからかもしれません。
我が家の例で言いますと、缶詰はツナ缶のみストックしている状態です。
なぜなら、ふだん我が家は、缶詰食品を食べる習慣がないからです。
なにもたくさんの種類をそろえていなくても構わないのですよ。
「いつもの品を少し多く」を基本に、いつも食べているものをストックしましょう。
あれこれ食品の種類を増やさず、最低限で大丈夫です。
ふだん食べないレトルトを置いていても、使うタイミングなんてないでしょう?
「災害用」じゃなくて、「ふだんのストック」という観点で、商品を選びましょう。
特別な非常食を用意するというより、
普段の食事を少し長く続けられるように意識してみましょう。
【失敗例2】存在は知ってる!でも…取り出せない!
→ケースごとに引き出せる収納で「使いやすさ」を優先しよう!
存在していることはわかっていても、いざ使いたいときに取り出しにくくて使いにくい。
で、使うことをあきらめて、放置されてしまう食材。
あー、もったいないです。
1人3日分って結構な量です。
ふだん食材を置いているスペースには、到底置くことはできないでしょう。
だからつい、
「どこかの棚の中に仕舞いこんでおこう」と思ってしまうのですよね。
ここに、つまづきポイントがあります。
棚の中に仕舞うことは悪いことではありません。
仕舞い方に原因があるのです。
まずは、手に届きやすい場所にすること。
サッと取り出せないと、面倒だからです。
そして奥のモノを取り出しやすくする工夫も必要。
収納ケースなどにまとめて、ケースごと引き出せる仕組みを作りましょう。
【失敗例3】賞味期限切れで、サヨウナラ…
→「先入れ先出し」のひと工夫で、ちゃんと回せる備蓄に!
これはですね、古いものから使うという習慣をつければ解決です。
先入れ先出し法ですね。
新しく買ったものは奥に仕舞う、とすれば、使うときは手前からスッと取り出せます。
「使うために収納する」ということを念頭に置きましょう。
使い切れるサイクルが回ると、備蓄が自然に回るようになります。
最初はうまくいかなくても、気がついたときに修正していけばそれでいい。
ふだんの暮らしの中で備えを育てていきましょう。
災害ごとに意識するポイント
災害が起きると、物流が止まり商品が棚からなくなっていきます。
場合によってはお店は閉店してしまいます。
そのようなときに、家に数日分の食料があれば、落ち着いて過ごすことができます。
ローリングストックの基本は、地震でも台風でも大きく変わることはありません。
ただ、災害によって、意識しておきたいポイントはあります。
1.地震の場合
地震では、電気ガス水道などのライフラインが止まる可能性があります。
そのため、調理しなくても食べられるものや、手で食べられるものがあると安心です。
例えば、レトルト食品や缶詰、ゼリー飲料、ドライフルーツなどです。
2.台風、豪雨の場合
台風や豪雨では、停電や外出が難しい状況が起こりやすくなります。
そのため、停電中でも食べやすいものや、数日間こもっても過ごせるものがあると安心です。
例えば、パンやシリアル、即席麺や即席スープなどです。
特別なものを揃えなくても大丈夫です。
普段の食事に近いかたちが続けられると、きっと落ち着いて過ごせます。
備えることは、やさしさのカタチ
あなたと大切な人の、明日のために
防災というと、
「なんだか難しそう」「後回しでいいかな」
だなんて、思ってしまいがちですが、
ふだんの暮らしの中で、ほんの少し意識を変えるだけで
未来の安心につながる準備ができていきます。
ローリングストックは、
どんな家庭でも取り入れられる、やさしい防災の第一歩。
・普段食べるものを選ぶ
・いつもより少し多く持っておく
・食べたら買い足していく
「この缶詰、美味しかったからまた買っておこう」
そんな小さな行動が、もしもの時、自分や家族の命を守る力になります。
そして何より、備えることは「大切な人を守りたい」という、
あなたのやさしさのあらわれです。
今日の行動が「安心して眠れる日」をつくります。
あなたの暮らしにローリングストックというやさしい習慣が、
そっと根づいていきますように。


