データで知る|貯金いくら? 60代の平均貯蓄額と中央値
こんにちは!
森文子(もりふみこ)です。
データで知るシリーズです!
ここでは、
お金に関する様々なデータをご覧いただき、
知識をつけ現状を理解したうえで、
その先の行動へと繋げていただくことを
目的としております。
今日のテーマ
「貯金いくら? 60代の平均貯蓄額と中央値」
— 今回のデータ —
金融広報中央委員会
「令和3年 家計の金融行動に関する世論調査 [二人以上世帯調査] 」
お住まいの地域や生活スタイルの違いで、
人それぞれ必要な貯蓄額は違います。
統計は参考程度にして、
「自分はどうしたいのか?」
を考えるキッカケになればと思います。
ちなみに、
ここでいう「金融資産」とは、
「将来に備えているお金」のことを指します。
事業資産や土地建物などの現物資産、
日常的な出し入れに備える現預金は除かれます。
生活費として日々利用している
普通預金などの残高は含まれないということです。
平均値と中央値と最頻値の違いは、
こちらの記事をご覧くださいね。
では、60代の貯蓄状況、
早速いってみましょう!!
60代の貯蓄額! 平均値は3,014万円、中央値は1,400万円
こちらのグラフは、
60代で金融資産を保有している人たちは、
いくらぐらいお金を貯めているのか?
を示したものです。
今回のデータでは、
・60代の貯蓄額の平均値は3,014万円
・60代の貯蓄額の中央値は1,400万円
という結果でした。
50代のデータを見たあとだと、
すごい金額に見えますね。
60代では、
50代の約2倍の貯蓄があります。
60代になるまでの10年間に
ラストスパートがあったように感じます。
老後資金2千万円、
などとニュースで取り上げられていたように、
そこへ向かって着実に貯めている様子がうかがえます。
60代は、約5.2人に1人が貯金ゼロ!
データによると、60代の19.0%の方が
「金融資産を保有していない」という結果。
60代が5人集まれば、
そのうち1人は貯金ゼロです。
これが多いのか少ないのかはわかりませんが、
年代を追うごとに、少しずつ貯金をする人は
増えていることがわかりますね。
FP森文子(もりふみこ)からのメッセージ
今の60代はとても若くて元気な方が多いですが、
気持ちは若くても、身体がついていかない、
なんてことを、より実感する頃かもしれません。
60代をより楽しくお過ごしいただくために、
私からひとつご提案がございます。
「エンディングノートを書いてみる」
のはどうでしょう?
専用ノートが市販で多く販売されていますが、
A4サイズなど、割と大きなノート型が多いうえ、
書き直しがあるときには使いにくい印象です。
私のおすすめは、専用ノートを買うのではなく、
「差替え可能なルーズリーフ型の小さな手帳」
あるいは、
「差し込み式のフォトファイル」です。
ちなみに私自身は、
フォトファイルを活用してますよ!
昔の写真を整理したらたくさん余ったので^^
写真のかわりに用紙を挟んでいくのですが、
それもチラシの裏などを適当にカットしたものです。
こどものプリントの裏とかね笑
手元にある用紙で十分ですよ!
エンディングノートの書き方など
詳しい内容はまたの機会にご説明しますが、
基本は、
「用紙1枚ごとに1つの内容を書く」です。
例えば銀行のことでしたら、
1金融機関ごとにページを分ける。
ということです。
1ページごとに記載する内容が少ないですから、
ポケットサイズの手帳やフォトファイルで十分足ります。
手帳の方は、
用紙の裏はほとんど空白になるでしょう。
表側も空白スペースが多くできますが、
「差替えしやすい」ことが大事です。
今後の手間を省くために、
用紙がもったいないと思わず、
1ページにつき1内容で進めてくださいね。
また、書き出しているうちに、
たくさんの口座やカードがあるな~と
実感されることもあるかもしれません。
書くのが面倒になってきます。
そんなときは、いっそ解約してしまうのも手です。
若い頃と比べると、
お付き合いする方や行動範囲など
徐々に変わってきていることと存じます。
この際、不要な口座やクレジットカードを
全て解約してみませんか。
手続きの仕方を調べたり、
コールセンターに電話したりと、
なんだかんだ面倒な作業になります。
今、頭がしっかり働くうちに整理しておけば、
憂いもなくなり、よりストレスなく
毎日を楽しくお過ごしいただけると思いますよ。
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