目指せ黒字家計!お金を適切に配置しよう!

こんにちは!森文子(もりふみこ)です。

黒字家計になる方法をお伝えしています。
今日は、
3つめ「運用する」
4つめ「もらう」です。

▼目指せ黒字家計シリーズを最初から読む
「貯金」は将来の自分への仕送り金



前後しますが、
まずもらう、について。

お正月のお年玉、給付型の奨学金、給付金や助成金、
もらえるものは手続きして貯金にまわしましょう。

今はキャッシュレス化の波で、
〇〇payでキャッシュバックなどのキャンペーンもありますね。

お得にお買い物できますから、
ぜひ活用してお財布を温めましょう。



さて、3つ目の運用するとは、
お金を金利のよいところへ移していく
という意味です。

お金をただ置いておけば、
時代の経過と共にその価値は下がってしまいます。

昔は100円で購入できた缶コーヒーも
今では120円です

これは、
缶コーヒーの価値が上がったのではなく
お金の価値が下がったためです。



今日買えるものは、
将来もその金額で買えるとは限りません。

そのリスクを回避するために
時代と共にお金も成長させる必要があるのです。

それが「お金を運用する」ということです。

元本保証で安心な「銀行預金」と「国債」

タンス預金よりは銀行預金のほうがいい。
誰もが知っていることです。

銀行預金にお金を預けると、
金利がついてお金が殖えるためですね。

今の時代
普通預金の金利は0.001%程度。
日本国債の金利は現在0.05%です。

一部のネット銀行の定期預金なら
もう少し良い金利もありますね。

私は住信SBIネット銀行で
金利キャンペーンを利用して預けています。
金利は0.2%です。

キャンペーンは
毎年同じ時期に定期的に行っています。

1年定期を繰り返し継続して
キャンペーン金利で預けることができています。

このほかにも
有利な金利を出している銀行があります。
自分に便利な銀行を探してみましょうね。


銀行預金や国債は、
破綻リスクがあるものの、元本保証がある金融商品。

リスクが少なく
安心してお金を預けることができます。

2~3か月分くらいの生活費を普通預金において、
その他の資金は定期預金や国債を利用しましょう。

5年内に使う予定のお金

解約が容易な定期預金がおススメです。
金利が低く、今からは上がるしかない状況。
今なら1年定期などにしておいて、
長く金利を固定しないことが重要です。

今使う予定のないお金や、5年以上先に使うお金

経済の成長を利用して殖やす国債や、
次項にお話する投資信託や株式を利用しましょう。
国債も今なら変動がおススメ。

投資信託

信託報酬が発生しますが、
少ない資金で簡単に分散投資ができる
優れモノの金融商品です。

まずは、
手数料が安い金融機関を選びましょう。
ネット証券がおススメです。

購入する銘柄は、
商品ラインナップがたくさんあるため
どうしたらよいのか迷われる方が多いですね。

「アクティブ運用」と「インデックス運用」

まずは、
運用方法を決めましょう。

  • リスクが少々あってもなるべく殖やしたい。
    →儲けを狙える「アクティブ運用」
  • 余りリスクを負いたくない。
    →儲けは少ないが、リスクも少ない「インデックス運用」

毎月分配型がいい

元本を殖やしたい人とは
意見が相違するかもしれません。

私の投資信託に対する投資スタイルは、
元本は一生使わないお金という位置づけです。

狙うは配当収入なのです。
インカムゲイン収入とも言います。

なぜインカムゲインを狙うべきなのか、
これについては最後に述べます。

「請求目論見書」で健全性を確認

次に、
購入する銘柄を決めます。

国内、国外、株式、国債、不動産、コモディティ(商品)など、
様々なものを組み合わせ、なるべく分散させると
お金が減るリスクを回避できます。

ひとつの銘柄でバランスよく投資されるものもありますし、
自分で銘柄をいくつかチョイスして組み合わせても構いません。



肝心なのは、なるべく手数料が安く、
基準価額が下落せず、配当が利益からきちんと出るもの
を選ぶことです。

これをしっかりと確認するために、
請求目論見書を必ず見る癖をつけましょう。
交付目論見書ではありませんよ。
請求目論見書です。


請求目論見書は、
その銘柄の運用会社のホームぺージへ訪れ
銘柄検索をすればすぐに手に入ります。

内容はPDFで100頁ほどに及ぶこともありますが、
全てに目を通さなくても構いません。

見るところは、
「財務諸表」部分です。



交付目論見書にも数字が書いてありますが、
請求目論見書はより細かな数字が見ることができます。

  • きちんと利益が出せているのか?
  • 費用控除後の配当等収益額は?
  • 分配準備積立金は?

などが確認できます。



コツコツ毎月配当がたくさん出ても、
それが利益から出ていない配当なら、
勿体のない話です。

高配当ランキングの上位だから
なんていう理由で銘柄を選ぶことはやめましょう。

見るべき数字はしっかり確認し、
きちんと利益を手にしなくてはなりません。

株式投資

株式は、
一般的に「単元」と言われる単位ごとに
購入しなければらならないため
ある程度まとまった資金が必要となります。

10万円程度から購入できる株式も多いですが、
株価が上がっても、手にできる利益が少ないです。

できれば50万円、100万円くらいあれば、
まずはそこそこ満足のいく金額を手にすることができるでしょう。

最初はキャピタルゲインで大きく殖やす

買ったときの金額と
売ったときの金額の差額による利益を
キャピタルゲインと言います。

いくら気象庁の分析がすごくても
どうしても明日の天気予報は外れるものです。
未来のことは誰にもわからないのが現実。

株式も同様で、
1秒後の株価ですら誰にもわかりません。

ですから、
どの株式が今から上がって儲かるのか、
誰にもわからないのです。



とはいえ、
誰も株式で儲けることができないかというと
そうではなくて、

将来を予想することで
そのリスクをカバーすることができます。

これまでその株式が
どのように株価推移してきたのか、
今どのくらい売り買いしたい人がいるのかなどを
蓄積されたデータをもとに分析するのです。

未来の株価が
上がるか下がるか予想するのですから、
これはもうギャンブルですね。

株式がギャンブルだと言われるのは
こうした取引をすることがあるからです。



しかし、お金が少ないうちは、
キャピタルゲインを得て軍資金を殖やすのが
手っ取り早い方法とも言えます。

ただ、キャピタルゲインを得る方法は、
リスクがとても大きいため
分析する力を手にしてから始めるといいかもしれません。

将来的にはインカムゲインをメインに考えましょう

株式投資には、
キャピタルゲインを得る方法のほかに、
インカムゲインを得る方法もあります。

主に
配当収入や株主優待のことを指します。

キャピタルゲインを得る方法に比べると
とてもリスクは低いと言えます。



株主優待を望む方は、
お気に入りの企業を選べばいいですよ。

日用品や食料品が届くとあらかじめわかっていても
いざそのときになるとやっぱり嬉しいものです。

決算書を確認して、
健全性を確かめると尚良いです。
長くお付き合いできる企業を探しましょう。




配当収入を得るときも同様の考え方で、
まずは決算書を確認します。

本業でしっかり利益が出せているのか、
今後も伸びていく業種なのか、
借金はどのくらいあるのか、
会社の体力はどのくらいあるのか、
そして、あなたが応援したい企業なのか。

四季報を買って新規開拓してもいいですが、
まずは身近な企業から買ってみてはいかが?

息の長い企業は、健全な会社が多いものですよ。

分散投資のすすめ

「たまごを “ひとつの” 籠に盛るな」
投資の世界で有名な言葉です。



籠は、落とすと
中のたまごが全て割れてしまいます。

ですから、

ひとつの籠にたまごを盛るのではなく
複数の籠にわけてたまごを盛ろう、
そうすると、
一つが落ちてもあとの籠の卵は無事だよ

という、リスク回避の考え方です。



ここでいう「たまご」とは
お金のことです。

「籠」は、金融商品のこと。

お金をひとつの金融商品に偏って預けていると、
いざそれが下落したときに、
ダメージを全面的に受けることになり、
大変な負担になりますよ。
と言っているのですね。

このリスクを回避するために
ひとつの金融商品にお金を投じるのではなく、
色々なものに分散してお金を投じましょう。
ということです。



例えば、
「日本株式」だけに投資するのではなく、
海外株式も視野に入れる。

さらに、「株式」だけじゃなくて、
「国債」も視野に入れる。

と、投資先を分散していくことで
あっちが上がればこっちが下がる、
という状況を作り、

下落によるダメージを軽減するのです。



また、
「たまごを ”一度に” 籠に盛るな」
とも言われます。

これは、
お金を一度に大きく投資するのではなく、
時期をずらしてコツコツ投資することで
高値掴みのリスクを減らしましょう
という考え方です。

覚えておくといいでしょう。

FP森文子(もりふみこ)からのメッセージ

これまで黒字家計になるシリーズを複数回にわたりお話してきました。

いかがでしたでしょうか?

お金は、生きていくうえで必要なモノで、
人はそれをたくさん蓄えようとします。

しかしお金は、わたしたちを幸せにするためのひとつのアイテムでしかありません。

人生には限りがあります。
貯金!貯金!と励む人生はつまらないです。

貯金はいくらあっても足りるモノではないから。
あっと言う間に年を重ねてしまいます。

美しいもの、楽しいこと、美味しいもの、素敵な場所
我慢して経験しないで人生に幕を引くなんて
本当にもったいないですね。

人には欲があります。
あればあるだけ使ってしまう、
それが当たり前の感情です。

当然、蓄えたお金は、使えばなくなってしまいます。

わたしたちが目指すべきは、
お金を蓄えることではなく、
お金が途切れないようにする仕組み作りです。

私がインカムゲインが大切だとこだわる理由はそこです。
これは不労所得と言われるものですが、
若いうちはこの重要性に気づきにくいかもしれませんね。

私のように40歳を超えてくると、
いつまでも働ける保証がないことに気づきます。

昨日覚えたことは今日忘れてしまっている。
一日にたくさんの人に会うのことにも疲れる。
昔できていたことが、だんだんと出来なくなってくるのです。
老化ですから仕方がありません。

人生100年時代、
私はまだ人生の半分も生きていませんが、
すでに老化は感じています。

これからますます歳をかさね、
今と同じ体力で能力でいられないのは
わかりきっています。

そうなったとき、
自動でお金が入る仕組みができていれば、
今よりもう少しのんびり働きながらも
お金の心配をすることなく、
恙無く生活をすることができるのではないかと
私はそう思っています。


▼目指せ黒字家計シリーズを最初から読む
「貯金」は将来の自分への仕送り金





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