データで知る|貯金いくら? 20代の平均貯蓄額と中央値
こんにちは!
森文子(もりふみこ)です。
データで知るシリーズです!
ここでは、
お金に関する様々なデータをご覧いただき、
知識をつけ現状を理解したうえで、
その先の行動へと繋げていただくことを
目的としております。
今日のテーマ
「貯金いくら? 20代の平均貯蓄額と中央値」
— 今回のデータ —
金融広報中央委員会
「令和3年 家計の金融行動に関する世論調査 [二人以上世帯調査] 」
では、早速いってみましょう!!
20代の貯蓄額! 平均値は344万円、中央値は201万円
こちらのグラフは、
20代で金融資産を保有している人たちは、
いくらぐらいお金を貯めているのか?
を示したものです。
今回のデータでは、
・20代の貯蓄額の平均値は344万円
・20代の貯蓄額の中央値は201万円
という結果でした。
お住まいの地域や生活スタイルの違いで、
人それぞれ必要な貯蓄額は違います。
統計は参考程度にして、
「自分はどうしたいのか?」
を考えるキッカケになればと思います。
ちなみに、
ここでいう「金融資産」とは、
「将来に備えているお金」のことを指します。
事業資産や土地建物などの現物資産、
日常的な出し入れに備える現預金は除かれます。
生活費として日々利用している
普通預金などの残高は含まれないということです。
平均値と中央値の違いは、
こちらの記事をご覧くださいね。
次に、このグラフを
もう少し詳しくみていきたいと思います。
貯金をしている20代の約5人に1人は…
最頻値は100万円未満で22.4%。
5人に1人は貯金額が100万円未満だとわかります。
続いて100~200万円未満が19.6%という結果。
ここまでで42%を占めていますね。
200~300万円未満の13.1%を含めると、
半数以上(55.1%)の人が
貯金額が300万円未満だという結果です。
一方で、このグラフからは
「金融資産が3,000万円以上ある」
というツワモノが0.9%。
およそ100人に1人の割合でいることもわかりますね。
同じグラフを違う角度から見てみると
もう少し面白いことがわかります。
▼こちらをご覧ください。
さっきと同じグラフですよ!
このようにみると、貯金をしている人のうち、
5人に1人は500万円以上を貯めていることがわかります。
20代でも、貯める人は貯めている
ということがわかりますね。
これまで見てきたグラフは、
金融資産を保有している人のみです。
では逆に、
20代で金融資産を保有していない人は、
いったいどのくらいの割合でいるのでしょう。
次のグラフを見てみましょう。
20代の約2.7人に1人は貯金がない!
データによると、20代の37.1%の方が
「金融資産を保有していない」という結果。
20代が2~3人集まれば、
そのうち1人は貯金ゼロということですね。
「あ、意外とみんな貯金してないな♪」なんて
安心するのは早計です。
62.9%は「金融資産を保有している」のです。
半数以上の方は貯金しているというのも事実!
そして、貯金をしている人のうち、
5人に1人は500万円以上貯めているのですよ。
これが現実。
地に足つけてまいりましょう。
FP森文子(もりふみこ)からのメッセージ
働いてお金を稼ぎだしたら、
「貯蓄を習慣化」しましょう。
お金を貯めるときは、
目標があったほうが貯まりやすいです。
だけど20代はまだ
「結婚」「住宅取得」「老後」なんて言っても、
なんだかまだ先のことすぎて・・
正直、実感わかないと思います。
まずは生活防衛資金を目標に貯めてみましょう。
年収の3分の1から半分程度を準備できると安心です。
急に仕事を失ったときでも、数か月分の備えがあれば
余裕をもって生活を立て直すことができるからです。
お友達と旅行に行く資金や、
欲しいバッグを買うためのお金とは別に、
コツコツと積立を始めてみませんか。
毎月5,000円でも10,000円でも構いません。
とにかく中断しないこと。コツコツ継続することが大切です。
ここで貯蓄の習慣化ができれば、
あとがラクになります。
頑張って!!!
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