お金の使い道に正解はナイ!

こんにちは。
森文子(もりふみこ)です。

 

ある女性のお話です。
「貯金が全然ないの。日々の生活で精いっぱい。」

 

ご本人様はずっと片親で、
独身の頃からお金には苦労してきた人生だった
とおっしゃいます。

ご自身も、結婚はしたけれど、
お子様を授かって間もなく離婚。

小さな娘さんを抱えながら
これまで人生を全速力で駆け抜けてこられました。

 

自転車の後ろには
いつも小さな娘さん。

可愛い我が娘との生活を守るために、
必死になって働いたのだそう。

 

娘さんは思っていたはずです。

自分を自転車の後ろにのせ
雨の日も、風の日も、
どんなときでもいつでも一緒に、

一生懸命お仕事に専念し駆け回る
ママの背中を見て

なんて頼もしい母なんだと。

 

娘さんは、芯のしっかりした
責任感のある素敵な女性に成長されていました。

女手一つで一人娘を立派に成人させ、
人生に一息ついたころ、
心休まる男性と巡り合い再婚。

 

これからは家計も安定し、
きっと今後はお金に苦労することも
なくなるだろう。

そう思っていたけれど、

いざ新生活が始まっても
家計はさほど楽になったとも感じず、
相変わらず貯金はおろか日々の生活で精いっぱい。

 

収入もダブルエンジンになり、
家計は安定するはずだと思ったのに、

なぜ、
自分には貯金ができないのだろう。

悩まれて悩まれて
そして半ばあきらめていたようでした。

 

 

「貯金がないのはどうしてだと思う?」

その問いかけに彼女はこう答えます。

「お酒とタバコをやめたらいいんでしょ。
それが簡単にできたら苦労しないわよね。」

 

お気持ち、よくわかります。

一般的に、
趣味や嗜好品などにかけるお金は
できるだけの節約を考えたいところです。

ですから、
お酒とタバコが家計悪化の原因なのだと
きっとそうお感じになられたのでしょう。

 

その考えは間違いではありません。

でも、だからといって、
即お酒とタバコをやめましょう
という結論にはならないのが
家計相談の面白いところです。

お酒とタバコは、
やめろと言っても
おそらく無理な話です。

ご本人様にやめる気がない
ということも
ひとつの原因ではありますが、

 

そもそも、お酒とタバコは
外食や旅行などほかの贅沢費に比べ
人への依存度がとても高いもの。

なかなか今日の明日で
すっぱりやめることは難しいものです。

 

お金がないのに
お酒もタバコものんで贅沢な!
とお感じになる方もいらしゃるとは思いますが、

お金の使い道に正解はありません。
本人がよければ、それが正解なのです。

 

お酒はご主人様と
毎晩たしなんでいらっしゃるとのこと。

一日の終わりにお互いをねぎらい
楽しくお酒を酌み交わす。

明日も頑張ろうね、なんて言って、
とても素敵な夜を過ごされています。
欠かせない時間ですよね。

 

お酒もたばこも、
お金のことを考えてスパっとやめるより
健康を考えて時間をかけて控えていただく。
その程度にしておいて、

 

じゃあ、
どこに使うお金を引き締めれば
家計は改善に向かうのか。

引き締めるお金。
それって、人それぞれ。

なんだよそれ~~って思わないでね。

なぜなら
お金の使い道に正解はないからです。

 

自分がそうだと思ったら
それに従えばいい。

他人の家計簿をみて
自分と数字が違うからって
そんなことは気にする必要ありません。

お金の使い道は
あなたが決めていいのです。

 

ただひとつ、

収入の範囲内で支出をする

それだけ守ってくだされば、
問題はありません。

 

収入が増えても、支出が増えたら
結局お金は手元に残りません。

当たり前のことですよね。

 

収入が増えてもお金がない
というのは、

お金を使っているからです。

 

お金を使うことをやめれば、
お金は必ずたまります。

簡単な足し算、引き算です。
小学生でもわかります。

 

ただ、これが家計となると
ちょっとやそっとじゃ出来ない。

それが人の弱いところです。
人には欲があるからです。

 

欲しいものは、
すべて手にしたくなるのです。
それが人です。当たり前の感情です。

だけど、
感情のままに支出をしていたら
当然お金はなくなります。

 

だから、
自分で感情のコントロールをする。

それがとっても大切。

 

 

支出を抑えたいのなら、
自分ができるところから
取り掛かってくださるといいのですよ。

 

具体的にどうしたらいいのか。

今日は長くなったので、
次のブログでお話しますね。

 

→こちらでも、お金に対する向き合い方を学んでいただけますよ。