データで知る|貯金いくら? 70代の平均貯蓄額と中央値
こんにちは!
森文子(もりふみこ)です。
データで知るシリーズです!
ここでは、
お金に関する様々なデータをご覧いただき、
知識をつけ現状を理解したうえで、
その先の行動へと繋げていただくことを
目的としております。
今日のテーマ
「貯金いくら? 70代の平均貯蓄額と中央値」
— 今回のデータ —
金融広報中央委員会
「令和3年 家計の金融行動に関する世論調査 [二人以上世帯調査] 」
お住まいの地域や生活スタイルの違いで、
人それぞれ必要な貯蓄額は違います。
統計は参考程度にして、
「自分はどうしたいのか?」
を考えるキッカケになればと思います。
ちなみに、
ここでいう「金融資産」とは、
「将来に備えているお金」のことを指します。
事業資産や土地建物などの現物資産、
日常的な出し入れに備える現預金は除かれます。
生活費として日々利用している
普通預金などの残高は含まれないということです。
平均値と中央値と最頻値の違いは、
こちらの記事をご覧くださいね。
では、70代の貯蓄状況、
早速いってみましょう!!
70代の貯蓄額! 平均値は2,720万円、中央値は1,500万円
こちらのグラフは、
70代で金融資産を保有している人たちは、
いくらぐらいお金を貯めているのか?
を示したものです。
今回のデータでは、
・70代の貯蓄額の平均値は2,720万円
・70代の貯蓄額の中央値は1,500万円
という結果でした。
60代に比べて
中央値は上がっているものの、
平均値は下がっています。
引き続き貯金を殖やしている方がいる一方
取り崩している方も多くおられる様子がわかります。
70代は、約5.5人に1人が貯金ゼロ!
データによると、70代の18.3%の方が
「金融資産を保有していない」という結果。
70代が5~6人集まれば、
そのうち1人は貯金ゼロです。
この年代になっても貯蓄が無い方がおられることが
少々びっくりするところではありますが、
これが現実。
FP森文子(もりふみこ)からのメッセージ
「下流老人」という言葉を、
あなたは聞いたことがありますか?
2015年に出版された書籍の題名ですが、
十分に貯蓄がない方を指した言葉として有名です。
「老後破産」なんて言葉も、
耳にすることがありますね。
現役時代は一般的な生活水準であった人でも、
熟年離婚や高額な医療費の負担などにより、
家計がうまくまわらなくなってしまった。
あるいは、
現役時代の生活レベルから抜け出せず、
収入以上の支出をする生活になってしまった。
誰もが陥る可能性のあることです。
貯蓄を切り崩しながら生活する様子が
今回のデータから確認できました。
破産するに至らなくても、
徐々に赤字を積み上げている可能性も考えられます。
老後の生活が始まったら、
日頃から生活スタイルに気をつけていきましょう。
たとえば、
毎日ウォーキングをする。
簡単なことですね。
健康を維持できれば医療費も軽くすみます。
また、
地域ボランティアなども良いですよ。
仲間とのおしゃべりは認知症の予防にもなります。
小学生の登下校見守りなど、
子どもと触れ合うボランティアなら、
若いパワーももらえます。
若い世代は子育てがしやすい環境ともなります。
子どもが増えると社会も安定してきます。
高齢者を支える世代が増えるからです。
いくつになっても、社会貢献に力を入れることは
まわりまわって自分のためにもなるもの。
まだまだ人生を楽しんでまいりましょう!
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