家計管理の落とし穴

こんにちは。
森文子(もりふみこ)です。

 

いつまで経っても将来が不安
とおっしゃる方がいました。

家計を覗いてみると
面白いことがわかりました。

 

 

その方は、
毎月のお給料から一定額を
積み立て貯金していました。

素晴らしいですね。

 

 

だけれど、
毎年、年末になると貯金残高がゼロ。

いつまで経っても
お金が貯まる気配がないのです。

どうしてなのでしょう。

 

 

実は、

こんな家計管理の落とし穴に、
はまっていたのです。

 

 

 

 

 

この方が実践していたのは、

・毎年恒例の旅行のための積立、
・年払保険料ための積立、
・記念日のための積立、
・自分へのご褒美(バーゲンなど)のための積立
などなど。

年間に出ていくであろうお金を、
12分割して毎月積み立てるといった方法。

 

 

例えば、
飲みに出かける。

となったら、
飲み会用の積立金からお金を引き出して
その範囲内で自由に使う。

といった感じ。

予め決められた額を超えた支出はしない
という意味では、素晴らしい家計管理方法です。

だけれど、これって、
お金を使う前提のお話じゃない?

 

 

予算を決めて、
毎月積み立てをしていく。

これは素晴らしい行動です。

ただ、収入の全てを
年間支出予算に組むことは間違いです。

 

結局、
毎月積み立てしていても
年末にお金が残っていないなら、
収入の全てを支出していることになります。

要するに
貯金は一切できない
ということ。

 

そして、

積み立てた範囲内だから
使っても大丈夫。

なんていう考え方も注意です。
これは浪費の原因になります。

 

 

これは、
「積み立て貯金」ではなく、
「積み立て支出」ですね。

いや、いいんです。
お金は使うためにあるんですから。

だけれど、
将来のためにお金を蓄えたいと望んでいるならば、
やっぱりこのままではいけません。

 

 

 

 

 

将来必要になるお金も
今から積み立てる必要があります。

それも含めての予算管理を
今からやっておく必要があるのです。

 

 

急にお金は貯まりませんからね。
働きだしたら、すぐにでも、
自分の老後に仕送りを始めてくださいね。

そうすることで
将来の不安は払拭され、
今を安心して生きることができるのですから。

 

 

私は長生きしないのよ。
明日亡くなるかもしれないし。
今が楽しいほうがいい。

なんて言っていても、
平均余命は年々延びている事実。

私たちは
明日亡くなるリスクより、
長生きするリスクのほうが、
よほどあるのです。

自分の将来について
無対策であっていいわけがないと
思いませんか。

 

 

何度も言いますが、

働きだしたらすぐに、
自分の老後へ仕送りを始めてくださいね。

物凄く先の話のように思いますが、
あなたに老後がやってくる確率は
非常に高いのです。

 

将来のお金も、
毎月の家計管理に加えて、
予算を組んでみてくださいね。

 

これを読めば予算管理も上手になりますよ。

 

 

 





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